Date: 3月 1st, 2016
Cate: ステレオサウンド
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ステレオサウンドについて(その22)

田中一光氏の部屋が登場していたのは、「サウンド・スペースへの招待」という連載記事の第23回だった。
「サウンド・スペースへの招待」は、私にとって最初のステレオサウンドとなった41号にも載っている。
42号、43号、44号と「サウンド・スペースへの招待」を読んできていた。

41号といっしょに買った「コンポーネントステレオの世界 ’77」の巻末にも、
「サウンド・スペースへの招待」の筆者、斉藤義氏による「サウンド・インテリアの楽しみ」というページがあった。

カラー16ページに、八つのリスニングルーム(というよりスピーカーのある部屋)が紹介されていた。
 多摩プラーザの家「ナチュラルな空間・ナチュラルな響き」
 清瀬の家「ホワイト・アブストラクト」
 玉川学園の家「くつろぎの城」
 V・ハウス「ビルト・インの手法」
 梶ヶ谷の家「ヨーロッパ的なセンス」
 矢崎さんの家「……しながらの音」
 船の家「サウンド&ヴィスタ」
 「ウィークエンド・サウンド」

「サウンド・インテリアの楽しみ」、「サウンド・スペースへの招待」は、
スピーカーは部屋に置くモノだ、ということを認識させてくれる。

そして「サウンド・インテリアの楽しみ」、「サウンド・スペースへの招待」は、
オーディオマニア訪問記に登場するリスニングルームとは、どこか違う。

その部屋への憧れが、まずあった。
このことをはっきりと感じたのは、ステレオサウンド 45号の田中一光氏の部屋だった。

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