スーパーウーファーについて(その2)
スーパーウーファーを、メインスピーカーにつけ加えたときのレベル設定に関しては、
たいていメインスピーカーのレベルは固定のまま、
スーパーウーファー側のレベルをいじることが圧倒的に多いだろう。
ある程度のバランスにするまでなら、それでもいいと思う。
とにかく大まかなレベル設定がすんだら、スーパーウーファー側のレベルはそのままで、
メインスピーカー側のレベルを変えることで、バランスを追い込む方が、私はいいと思う。
私はスーパーウーファーにSPD-SW1600を使っている。
これには入力レベルと出力レベルの両方をそれぞれ調整できる。
入力レベルには3つのLED(緑、黄、赤)があり、取扱説明書によれば、常時緑が点灯し、
フォルティッシモにおいて赤が点滅するように調整しろ、とある。
そしてSPD-SW1600の全体のレベルは出力レベルのツマミで調整する。
だから、よく聴く数枚のディスクを、ふだん聴く音量で入力レベルをまず調整し、
メインスピーカーに対してのバランスを出力レベルのツマミで調整していく。
これでかなりのところまで追い込む。
そのあとはしばらくいじることなく聴き続ける期間をとる。
それは一週間であったり、一ヵ月であったり、人によってそのへんは変ってくるだろう。
とくに大きな問題が生じなければ、そういう期間をはさんだあとで、
さらにメインスピーカーとのバランスを追い込む。
このときはSPD-SW1600の出力レベルのツマミをいじってもいいわけだし、
たぶんSPD-SW1600的な構成のウーファーを使われる人ならば、そうしてしまう。
でも、ここからはできればメインスピーカー側のレベルを変えることで、
全体のバランスの細かい調整をしていく。
そのためにはメインスピーカーを鳴らすパワーアンプに、入力レベル調整がついていた方がいい。