Date: 1月 20th, 2015
Cate: オーディオのプロフェッショナル
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モノづくりとオーディオのプロフェッショナル(その1)

はじめて真空管アンプをつくろうとしている人がいる。
彼は何を用意すべきか。

アンプを作るためには工具が必要だ。
ハンダゴテは絶対に必要である。ドライバーもいる。
シャーシー加工すべてどこかに受註するのであればいいが、
穴開け加工を自分でやるのであれば、ドリル、ヤスリもいる。
この他にもさまざまな工具がいる。

工具の用意とともに、パーツを集めなければならない。
いまではインターネット通販があるから、
昔のように秋葉原まで何度も電車で通っては、
時には重たい部品を持って帰るということもやらなくてすむようになっている。

アンプの回路は、はじめて作るのであるから、定評のある回路と配線をそのまま採用する。

部品点数が少なくて、シャーシー加工にそれほど手間どらなければ、
それほど時間を必要とせずに真空管アンプは組み上る。

ここで必要となるのが、測定器である。

自分で創意工夫をした回路ではなく、昔からある回路で、
昔ながらのレイアウトで、NFBもかけない、もしくはごくわずかだけであれば、
配線の間違いがないことをしっかりと確認すれば、
テスターだけで各部の電圧をチェックするだけでもかまわない。

テスターも測定器であり、ここて必要となる測定器はテスターだけで足りる。

けれど、最初の真空管アンプ作りがうまくいったから、気を良くして、
今度は回路も自分で考えた凝ったものにして、NFBもそこそこかけて、
レイアウトも奇抜なものにしよう……、そんなことをやると測定器はテスターだけではもう無理である。

少なくとも発振していないかどうかを確かめるための測定器は必要となる。

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