第48回audio sharing例会のお知らせ(同軸型の未来)
今月のaudio sharing例会は、7日(水曜日)です。
昨夜(正確には今日未明)、あるキーワードで検索していたら、
Great Plains Audioから604E SeriesIIなるユニットが出ていることを知った。
Great Plains Audoは、アルテックの製造ラインを引き継いだ会社として知られている。
いまもアルテック時代のスピーカーユニットの製造を行っている。
604シリーズも、フェライト仕様の604-8H-IIIがあるのは知っていた。
これまでにいくつもの604という型番のついたユニットが登場している。
数でいえば、604E、604-8Gがもっとも多く市場に出回っているのではないだろうか。
604-8Gまでがマルチセルラホーンで、604-8Hからマンタレーホーンへと変更された。
この604-8Hがアルニコマグネット仕様の最終モデルだった。
その次の604-8KSはフェライトマグネット仕様であり、
こういうユニットを購入してスピーカーを組む者は、フェライトよりも心情的にアルニコを選ぶ。
私も604に関して、興味があったのは604-8Hまでだった。
それでもアルテックのユニットに精通している人によれば、アルテック時代の最後の604がもっとも音がいい、ということでもある。
つまりフェライトマグネットである。
音はいいのかもしれない。
ただユニット単体として眺めた時に、
フェライトの604は、アルニコの604のプロポーションを見馴れた目には寸足らずに感じられて魅力を感じない。
601の原型となる601は、1941年開発。
そういう時代を感じさせてくれるという意味で、604はアルニコマグネットであってほしい。
604E SeriesIIは、フレームの形状でいえば、604-8G SeriesIIといえる。
写真の印象では、悪くない。
聴いてみたい、とおもわせるものがある。
しかも価格も納得のいくものである。
604E SeriesIIの写真を見ていたら、同軸型ユニットについて、あれこれ思っていた。
それについてひとつひとつ書いていくと長くなるのでばっさり割愛するが、
同軸型ユニットは、他のユニットにはない何かがある。
同軸型ゆえの構造的欠点もある。
そんなこともふくめて、同軸型ユニットのこれからをテーマにしたい。
時間はこれまでと同じ、夜7時です。
場所もいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。