Date: 12月 23rd, 2014
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リファレンス考(その7)

ステレオサウンドの試聴室でのことではないが、知人のリスニングルームでも同じことがあった。
彼もまた東京タワーが窓から見える都心に住んでいた。
(スカイツリーが完成する前の話である)

彼が使っていたアンプはマッキントッシュのアンプと国産メーカーのアンプだった。
国産アンプは、価格こそ非常に高価というわけではなかったが、
いわゆるハイエンドオーディオと呼ばれるところに属するアンプで、規模の小さなところが作っていた。

彼のリスニングルームではマッキントッシュのアンプでは何の問題も発生しないのに、
国産アンプではバズッたりして、音を満足に聴くことができなかった。

アンプが故障していたわけではない。
取り扱い元に送り返してチェックしてもらうと正常とのこと。
けれど、彼のリスニングルームに戻ってくると、使い物にならない。

よくマッキントッシュのアンプのことを古いとか、安物だとかいう人がある一定数いるように感じている。
マッキントッシュのアンプは最先端のアンプというイメージはない。
けれど、他のアンプが問題なく使えて、
マッキントッシュのアンプが使えなかった、動作がおかしくなったという話はこれまで聞いたことがない。

上の例のようにマッキントッシュのアンプは使えても、他のアンプはダメだという例はある。
(ただし最近のマッキントッシュに関しては未確認なのはつけ加えておく)

音質優先がほかのなによりも優先される事項であるよういわれることがある。
けれど使用環境は、同じ東京にいても大きく違う。
電源の状態、オーディオ機器を取り巻く環境は、場所によっても時間によっても違う。

個人が自分のためにつくったアンプならば、使用環境がその人の部屋ということで限定されるから、
やりたいようにやればいい。
けれどメーカー製のアンプとなると、そうもいかない。

知人にしても、間違った使い方をしていたわけではない。
メーカーが想定している使い方をしても、メーカーが想定していない環境であったから、
小規模の国産メーカーのアンプは使い物にならなかった。

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