Date: 10月 26th, 2008
Cate: 型番
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型番について(その1)

ラックスのLX38の前身は、SQ38FD/IIで、その前はSQ38FD、SQ38F、SQ38D、SQ38と遡る。

SQ38の「38」は、初代モデルが発売された年、昭和38年からきている。
2代目の型番末尾のDは、deluxe の頭文字である。
つまり初代SQ38の改良モデルは、SQ38 Deluxeというわけだ。
SQ38Dは昭和39年発売で、出力は10W×2で、当時の価格で58,500円している。

つぎの改良モデルは、昭和43年に登場したSQ38F。
Fはfinal の頭文字。このとき出力管が、NECが開発した50CA10に変わり、出力も30W×2となり、
SQ38FD/IIの原型といえる仕様となっている。

これで最後からと思ったら、昭和45年にまた改良モデル。またDがついている。
SQ38FDは、SQ38Final Deluxeの略だ。さらにその改良モデルということで、IIをつけている。

型番のアルファベットや数字には、わりと意味のあるものが多い。

マークレビンソンのLNP2は、Low Noise Pre-Amplifierの略であり、
あまり知られていないが、LNP1というモデルもある。
ML2、ML3のMLは、Mark Levinsonの頭文字だし、JC1、JC2はJohn Curlの頭文字だ。
HQDシステムは、使用スピーカーのブランドの頭文字、H(Hartley)Q(QUAD)D(Decca)である。
マークレビンソンから出ていた高品質レコード、UHQRは、Ultra High Quality Recordの略。

その他思いついたものから書いていくが、
ヤマハのスピーカーの型番の頭につくNSは、Natural Soundの略。
同じヤマハのパワーアンプのB-I、B-2のBは、Basic Amplifierからきている。

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