Date: 10月 2nd, 2014
Cate: ロングラン(ロングライフ)
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ロングランであるために(JBL 4311というスピーカー・その3)

4311が売れていたであろう時代のことを思い出してみると、
オーディオ店に行けば、4311はほとんどのところに展示してあったように記憶している。

ブックシェルフ型スピーカーは、各社のいくつものスピーカーが重ねられていることが多かった。
その中に4311はたいていあった。

国産のブックシェルフ型スピーカーの中にあっても、4311は目立っていた。
サテングレーの塗装仕上げで、木目ではないことも大きな理由であった。
ウーファーのコーン紙が白いことも、目立っていた理由のひとつである。

それに3ウェイなのだが、ウーファーがいちばん上にあり、
トゥイーターとスコーカーが下側にある、という4311独自のユニット配置も目立っていた。

これだけ目立つスピーカーシステムなのに、不思議と国産メーカーがマネしなかったのは、
いま考えると不思議でもある。
やはり一般的なユニット配置と反対なところがネックとなっていたのだろうか。

4311の音。
これが思い出せない。
記憶をたどってみても、聴いていないようなのだ。
4312になってからは何度か聴いている。

知人が購入して、オーラのプリメインアンプVA40と組み合わせていたのは、素直にいいな、と思えたし、
4312のころになると、クラシックを苦手とするスピーカーというイメージはほとんとなくなっていた。

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