「いい音を身近に」(その16)
このころ(1978年)は、小型のシステムはサブシステムと考えられることが多かった。
黒田先生も書かれているように、4343にSU-C01とSE-C01のペアをつないで、
いつものリスニングポジションから動かずに聴くのであれば、
この小型のコントロールアンプとパワーアンプのペアは、サブシステムのままにとどまるだろう。
大型の4343というスピーカーシステムとの組合せではなく、
ビクターのS-M3という小型スピーカーシステムとB&Oのプレーヤーとの組合せを、
「キャスターのついた白い台」とともに構成されたからこそ、聴く音楽にすこしの条件はつくものの、
メインの装置としてつかえるようになる。
「スタイリングは、サイズと構成の上に成り立つ」
インダストリアルデザイナーの坂野博行さんが、Twitterに5日前につぶやかれている。