アナログプレーヤーの設置・調整(その4)
アナログディスク全盛時代だったころよりも、
おもしろいものでいまのほうが置き台(ラック)の種類は圧倒的に多い。
昔のラックとは違い、構造(棚板の形状、棚板の支え方など)も多種多様といえるようになってきた。
材質も昔は木がほとんどだったのが、これもまたいまは種類もいくつかある。
それとともに高価になってきた。
ここではどういう置き台(ラック)がアナログプレーヤーに最適なのかについては書かない。
使うプレーヤーの種類、構造、コンセプトによっても異ってくる要素があるから、
こういう置き台(ラック)が、すべてのアナログプレーヤーにとって最適だとは言えない面があるからだ。
それに理想に近い置き台(ラック)が仮に存在していたとして、
それを手にいれる(実現できる)のであればいいが、そうもいかないことの方が多い。
場合によっては与えられた置き台(ラック)を使うこともある。
そんなとき、こんなラックでは……、というのは誰にでもできる。
もっといい置き台(ラック)の上に置けば、いい音が得られるのはわかりきったことだが、
反面、アナログプレーヤー(アナログディスク再生)のおもしろいところは、
あまりアナログプレーヤーの置き台として向いているとは思えないモノでさえも、
使い手の技倆によって、得られる結果(音)はそうとうに変ってくる。
つまり高価なラックを購入したからといって、ただポンと置くだけでは、
いい結果(音)が得られるとは限らない、ということでもある。