Date: 5月 29th, 2014
Cate: アナログディスク再生
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アナログプレーヤーの設置・調整(その3)

アナログプレーヤーは、どこかに置かなければならない。
たいていは置き台(ラック)の上に置かれる。
床に直置き、もしくは石や木などのベースを敷いて、その上に、という置き方もないわけではない。

ただアナログプレーヤーは、オーディオ機器の中でももっとも操作する機器である。
レコードをターンテーブル・プラッターの上にのせる。
カートリッジの針先を音溝に降ろす。
レコード演奏が終ったらカートリッジをあげ、レコードをとりジャケットにしまう。

これらの基本動作に加えて、ときにはレコードをクリーニングすることもあるし、
針先のクリーニングが必要になるときもある。

カートリッジを最適な状態で使うために、針圧、インサイドフォースキャンセラーの調整、
ラテラルバランスの調整が必要なトーンアームであれば、それも行う。
カートリッジのヴァーティカルトラッキングアングルの調整(つまりトーンアームの高さ調整)などがある。

あとカートリッジの出力は微小信号ゆえ、接点のクリーニングも忘れてはならない。

そういった細々とした作業を行うには、ある程度の高さがあったほうがいい。
どのくらいの高さがいいのかは、使う人によってもっとも使いやすい高さということになる。

床に直置きが使いやすい、という人もいるかもしれない。
そんな使い方をしたこともある。

でも私は、それほど高くなくてもいいから、やはり置き台を用意したほうが使いやすい。
使いやすい、扱いやすいは些細な事故を防ぐためでもある。

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