オーディオ評論家は読者の代表なのか(その2)
オーディオ評論家は読者の代表なのか──、
このテーマについては昨夜書こうと思い立っただけで、なにか自分なりの結論めいたものがあるわけではない。
何を書いていこうかとも思っている。
なにしろ私自身は、オーディオ評論家を読者の代表とこれまで考えたこともなかったのだから、
オーディオ評論家を読者の代表ととらえている人のことをあれこれ想像してみても、ピンと来ない。
なのに、昨夜も書いているように、オーディオ評論家を読者の代表ととらえている人がいる、
このことには確信がもてる(何の根拠もないけれど)。
オーディオ評論家を読者の代表と考える人とそうでない人の違いは、何に起因するのか。
そんなことを考えていた。
オーディオマニアはいい音を求めている──、
さがしている、といってもいい。
この点においてはすべてのオーディオマニアに共通していえることだと思っていた。
だが、もしかするとそうでもないのかもしれない、と昨夜から思いはじめてもいる。
つまり、いい音ではなくて、選択を求めているんじゃないのか、と。
選択というよりも選択肢といったほうがいいかもしれない。
選択と選択肢は違う。
選択肢を求めている人が、オーディオ評論家を読者の代表とするのではないだろうか。