Mark Levinson JC-2(続々続々・モジュール構成について)
レベルコントロール機能をもつパワーアンプならば、何の苦労もないが、
JC2のゲインの使いにくさで質問された方のパワーアンプはマイケルソン&オースチンのTVA1で、
レベルコントロール機能はない。
TVA1の入力感度/インピーダンスは、0.75V/100kΩであり、
わずかとはいえ入力感度は高い。
JC2もTVA1にも手を加えることなく、どこかである程度の減衰量を得るには、
TVA1の入力のところでポテンショメーター、もしくは固定抵抗によるアッテネーターを設けるしかない。
パワーアンプの入力端子の直前に小さなシャシーにポテンショメーターをとりつけたモノをつくって設置する。
ポテンショメーターにどのメーカーのモノを使うかによって音は変るし、
同じ品種のポテンショメーターでも抵抗値によっても、音は変化するものだ。
一般的には10kΩのものがよく使われる。
20kΩのものでもいいし、50kΩでもいい。
JC2であれば10kΩのポテンショメーターの使用でも問題はない。
これで信号経路にボリュウムがふたつ存在することになり、それぞれのボリュウムは相互関係にあり、
S/N比に影響してくる。
JC2ではすでに書いているように、左右のレベルコントロールのポジションによって音の表情が変化する。
私は+5dBの音が気に入っていて、でもツマミが斜めになるのがいやで、
+5dBにしていてもツマミだけは上を向くようにしていた。
この部分での音の変化も考慮にいれて、ふたつのボリュウムの、最適の位置関係を見つけたい。
REPLY))
宮﨑さま
有り難うございました。
先程、JC-2の点検をお願いしていた方より連絡がありました。
結果的にはヘッドアンプの不具合で発振していたようです。
この際、ヘッドアンプは諦めて取り外し、MM仕様とすることになりました。
それでも、ラインアンプのゲインは依然高いままなので、宮﨑さまのご指摘に従って、パワーアンプの前にアッテネータを入れることにさせて頂きます。
CDはテープモニターで聴く方法もありますが、何とかラインアンプを通したいので、アッテネーターを入れるか、CDP(DP-550)のデジタルボリュームで絞るか、どちらかですね。
明後日にはJC-2の修理が出来上がるので、楽しみです。
ご教示有り難うございました。
これからも、宜しくお願い申し上げます。
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佐々木拝