Date: 5月 20th, 2010
Cate: Digital Integration
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Digital Integration(デジタルについて・その3)

デジタルというものについては、オーディオの体験によってでき上がっていた。
それからすると、Macでのデジタルのふるまいは、やや不思議だった。

デジタルの概念からすると、Macの方が当り前であって、オーディオにおけるふるまいのほうが、
不思議ということになるわけだが、なぜデジタルで、こうも違うところがあるのか、と感じていた。

とくにインターネットを始めてからは、その不思議さは、頭の中ではなく、感覚的に残り、すこし強くなっていく。
1997年に、アナログモデムを買って、はじめた。
最初のうちは、それこそうれしくて、あちこちからフリーウェアやシェアウェアをダウンロードしていた。

アナログモデムだから、当然、デジタルをアナログに変換して電話回線を通り、またデジタルにもどる。
D/A、A/D変換を経由しているわけだ。
オーディオで、CDトランスポートとD/Aコンバーターのあいだに、D/A、A/Dコンバーターを挿入したら、
試したことはないけれど、明らかに音質は劣化するはずだ。
どんなに高性能・高音質と評判のモノをもってきても、劣化は避けられない。

なのにインターネットを通じてダウンロードしてきたソフトウェアが劣化している、ということはない。
それは、ときどきダウンロードに失敗することはあっても、きちんとダウンロードができれば、
元と同じソフトウェアが、自分のMacの中にコピーされている。

’98年頃から、Appleのサイトから映画の予告編をダウンロードできるようになった。
これとてクォリティが劣化しているということはなかった。

これが正常なのであって、なぜオーディオでは、音が変化するのか。

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