Date: 1月 12th, 2014
Cate: LNP2, Mark Levinson
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Mark Levinson LNP-2(その2)

ステレオサウンド 68号のLNP-2 Storyには四台のLNP2が登場している。
シリアルナンバー1001(RFエンタープライゼス社長・中西康雄氏所有)、
シリアルナンバー1010(岡先生所有)、
シリアルナンバー1614(ステレオサウンド試聴室常備)、
シリアルナンバー2667(日本に輸入された最後のLNP2)である。

1001と1010のLNP2はバウエン製モジュールが搭載されていて、
1614と2667はマークレビンソン製モジュールで、
1614は六つのモジュールすべてLD2だが、
2667ではフォノイコライザーのみローノイズ仕様のLD3に変更になっている。

それから1614のLNP2には、瀬川先生が何度か書かれているように、
音質上のメリットからオプションモジュール(LD2)を搭載している。

通常フォノ入力では三つのLD2を通過する。
オプションモジュールを追加すると四つのLD2を信号は通過するわけで、
鮮度重視の人にとっては、モジュールの追加・イコール・音質劣化ということになるわけだが、
追加するメリットもまたあるところが、このアンプをあえて使う面白さにつながっている。

外付けの電源は1001と1010についてきているのは、型番のないタイプで、
サイズものちのPLS150、PLS153よりもふたまわりほど小さい。

こういう大きな違いの他にも、内部を見ていくとさらに細かな違いがいくつもある。

私が試聴室で聴いたのは、1010と1614のLNPである。

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