終のスピーカー(JBL 2397+2441・その2)
2397にコンプレッションドライバーを取り付けるには、
スロートアダプターが必要になる。
2397だけでなく、ラジアルホーンの2350、2355もスロートアダプターが必要である。
スロート径が2インチの2440、375であれば2328というスロートアダプター、
スロート径が1インチの2420、LE175、LE85を取り付けたいのであれば、
2328に2327というスロートアダプターを取り付けることになる。
スロートアダプターがコンプレッションドライバーとホーン間にふたつ入ることになる。
仮に2397を手に入れたとしても、
LE175を取り付けるには2328と2327を手に入れなければならない。
なんとなくではあるけれど、スロートアダプターの二段使用は積極的にやりたいと思わない。
2397ならば、やはり2インチ・スロート径の2440か375ということになる。
どちらもいまでは製造していない。
中古を探してくるしかない。
そんなこともあって、2397にはそれほどの強い思い入れはなかった。
なかった──けれど、縁というのは不思議なものだと、いまは思っている。
「Harkness」の上に2397がのっている。
まだコンプレッションドライバーは取り付けていないが、
コンプレッションドライバーもある。
2440ではなく2441がある。
スロートアダプター2328もある。
さらには2397に2440、375を二発取り付け可能にする2329もある。
2441は未使用品である。
これまでJBLのスピーカーとは、個人的には縁がなかった。
ステレオサウンドにいたころは、試聴室ではよくJBLのスピーカーシステムを鳴らすことはあったし、
周りにJBLのスピーカーを使っている人は多かった。
けれど、私自身は、イギリス系のスピーカーが好きなこともあって、
別に遠ざけてきたわけではないけれど、縁はなかった。