Date: 5月 28th, 2013
Cate: 598のスピーカー
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598というスピーカーの存在(長岡鉄男氏のこと・その2)

別冊FMfan 17号の記事を、長岡鉄男氏はこんな書き出しで始められている。
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プレイヤー・システムについての考え方も、プレイヤーそのものも、この十年間あまり変わってはいない。基本的には、動くものは丈夫で軽く、それを支えるものは丈夫で重く、そしてトータルバランスを重視するということである。
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これが1978年のことである。

facebookでのコメントには、こうあった。
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氏の著書『オーディオA級ライセンス』には「重量は、筆者の製品選びの最重要ポイント」と記述されていたことを申し添えます。
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「オーディオA級ライセンス」が出ていたことは私だって知っている。
読んだことはない。いつ出たのかは知らないけれど、1978年よりも後のことのはずだ。

読んでいないし持ってもいないから「重量は、筆者の製品選びの最重要ポイント」の前後の文章は不明である。
だから、この「重量は、筆者の製品選びの最重要ポイント」に絞って、書いていく。

1978年の時点でも、重量を重視されていたことはわかる。
けれど「トータルバランスを重視する」とつけ加えられている。
「オーディオA級ライセンス」では、この点についてはどう書かれているのであろうか。

1978年の長岡鉄男氏は、2ページ見開きの記事の中に「トータルバランス」を四回使われている。

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