ひたむき(音になる前の「音」)
約1年前に「ひたむき」ということを書いた。
そこでふれている「ちはやふる」の続き(「ちはやふる2」)が、いま毎週放送されている。
「ちはやふる」を読む(みる)まで、競技かるたについては、ほとんどといっていいほど知らなかった。
「ちやはふる」によって、どういうものなのか知りつつある。
一字決り、二字決りということも、「ちはやふる」で知った。
「ちはやふる」の主人公は、耳の良さをもつ。
競技かるたの世界では「感じがいい」という。
「ちはやふる」でも「ちはやふる2」でも登場する言葉に「音になる前の音」という表現がある。
「音になる前の音」がどういうものかは、「ちはやふる」を読む、もしくはみればわかる。
「音になる前の音」が聞こえるかどうか、
それにより一字決りの札の数が変ってくる。
「音になる前の音」──、
このことばが「ちはやふる」のなかで使われるたびに、
オーディオマニアの私は、どうしてもスピーカーのことをおもってしまう。
音になる前の「音」を再現可能な(と感じさせてくれる)スピーカーと、
そうでないスピーカーが、感覚的には「ある」と。