audio wednesday (next decade) –第十四夜(FRANCO SERBLIN Ktêma + Meridian ULTRA DAC)
3月5日のaudio wednesdayは、フランコ・セルブリンのKtêmaを、
メリディアンのULTRA DACを用意して鳴らす。
アンプはアインシュタインのOTLアンプがメインになる予定。
3月5日のaudio wednesdayは、フランコ・セルブリンのKtêmaを、
メリディアンのULTRA DACを用意して鳴らす。
アンプはアインシュタインのOTLアンプがメインになる予定。
2023年夏に、このタイトルで書いている。
それがなんなのかは触れなかった。
今日のaudio wednesdayで、最後の方で鳴らそうと考えている。
きちんとした技術を持つところでメンテナンスされているので、
そこに関しては問題はないのだが、周辺環境を整えることに少しばかり気を使う。
私も、その音は聴いていない。
うまく鳴ってくれた音は、いかばかりだろうか。
明日(2月5日)のaudio wednesdayでは、
フランコ・セルブリンのKtêmaを鳴らす。
3月5日もKtêmaと決まっているので、明日はアナログディスクで、
3月は、メリディアンのULTRA DACを用いて鳴らす。
《スピーカーを選ぶなどとは思い上りでした。良否は別として実はスピーカーの方が選ぶ人を試していたのです。》
伊藤先生のことばだ。
常に試されている。
どんなスピーカーであっても、こちら側が試されている。
同じことばかりが試されているわけではない。
それは鳴らすスピーカーによって同じところもあれば、
そうでないところもある。
Ktêmaを鳴らすことで、私の何が試されるのかは、明日にならないとわからない。
鳴らしたからと言って、すぐにわかることではないかもしれない。
Speaker System: FRANCO SERBLIN Ktêma
Control Amplifier: Marantz Model 7
Power Amplifier: McIntosh MC275, Goldmund Mimesis 9.2
Analogue Disc Player: Wilson Benesch Circle
Phono Cartridge: Decca Mark V
開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。
会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。
参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。
昨晩(1月30日)、Ktêmaを搬入した。
当日搬入だと時間的余裕が少し削られるし、
慌ただしくやりたくないので、早めの搬入となった。
今回お借りしたKtêmaは、シリアルナンバー60番台。
Ktêmaがどれだけ作られているのかしらないが、
初期のKtêmaと言っていいだろう。
初期型がいいとか、後期型がいいとか、そういうことではなく、
フランコ・セルブリンが生きていたころのKtêmaだということだけを言いたい。
元箱に収められたKtêma。
それが新鮮だった。
ステレオサウンドにいたころ新製品としてスピーカーがやって来るわけだが、
箱に入って来ることは、ほとんどなかった。
アンプやプレーヤーに関しても、箱を見たことは、そんなに多くはない。
なので元箱を見ると、それだけでちょっとだけ嬉しくなる。
2月5日のaudio wednesdayは、
フランコ・セルブリンのKtêmaを鳴らす。
3月5日のaudio wednesdayも、Ktêmaを鳴らす。
Ktêmaについての説明は、ここを読まれている方には必要ないだろう。
けれどKtêmaが、いい音で鳴っているのを聴いている人はどのくらいいるのか。
別項でも書いているが、私自身、インターナショナルオーディオショウで聴いているだけ。
輸入元のアーク・ジョイアで鳴っていたKtêmaは、お世辞にもいい音とは言えない。
アーク・ジョイアのブースでは、他のスピーカーであっても、
同じような鳴り方をしていて、どのスピーカーであっても、
そのスピーカーらしく鳴っているとは思えない。
Ktêmaは、もっともっといい音で鳴ってくれるはず──、
というおもいをずっと持ってきた。
とはいえ、どこかで素晴らしい音で鳴っているKtêmaを聴く機会は、
発売から十年以上経つけれど、なかった。
そのKtêmaを、今回鳴らすことができる。
しかも2月と3月の二回鳴らせる。
今回は、アナログディスクで鳴らす。
1月8日のaudio wednesdayでは、11月に続いて4343を鳴らすことができた。
今回は、ライヴ録音のみをかけた。
スタジオモニター用としてつくられた4343で、ライヴ録音のみを鳴らす。
1982年に一冊の本が出た。
「WHY? JBL」という本が、オーディオとはまったく関係のない出版社から、
しかも女性の筆者だったこともあり、
オーディオマニアの間だけでなく、オーディオ業界でも、
けっこう話題になっていた。
ステレオサウンド編集部にも一冊あったが、
この時の編集者は、ほぼみんな買って読んでいた。
私も買って読んだ。
その本に、こんなことが書かれていた。
アメリカのコンサートで、終了後、
会場から出てくる女性の頬が紅潮している、とのことだった。
JBLのスピーカーが使われているコンサートにおいて、である、と。
この記述を読んで、JBLの音はセクシーなのかもしれない──、
そんなふうに思っていた。
音楽は、人の肉体運動から生まれてくる。
そのことを音だけの世界だと、忘れてしまいがちになるが、JBLのスピーカーは、そのことを聴き手にはっきり思い出させる。
いまのJBLのスピーカーが、全てそうだと言わないが、
あのころのJBLの音は、そうといえたし、
だからこそセクシーと感じる人がいるのだろう、頬を紅潮させるのだろう。
それでもJBLをひどく鳴らしてしまうと、無機的な音になってしまう。
そんなことを昔、思っていた。
だから、ライヴ録音のみに絞った。
2月のaudio wednesdayは、5日。3月も、もちろん5日。
2月か3月、どちらになるかはまだはっきりとしてないが、
どちらかでフランコ・セルブリンのKtêmaを鳴らせる予定。
Ktêmaを鳴らせる日が来るとは、まったく思っていなかっただけに、
これを書きながら、すでにワクワクしている。
こういう時、ずっと続けてきてよかったと思える。
audio wednesdayを終えて、いま帰宅したところ。
今日もすんなりいかないところがあった。
今日の最大のネックとなったのは、インターネットの速度の低下。
20時過ぎからいつもと同じ速度に戻ったけれど、それまでは10分の1から20分の1程度であって、
サンプリング周波数が44.1kHz、48kHzだと途切れずに再生できても、
96kHzとかになるとすぐに再生が止まってしまう。
自宅で自分一人で聴いているのであれば、
速度が落ちたから回復するまで待とう、でいいけれど、
こういう会での速度の大幅な低下は、なんともしようがない。
20時過ぎでも192kHzのアルバムだと、一瞬、途切れることもあった。
結局、どこに問題があったのかは不明。
こういうことを書くと、だからストリーミングは……、と思われるかもしれない。
確かにそういう面がないわけではない。
とはいえこれからもTIDAL、Qobuzを使っていく。
明日(1月8日)、またJBLの4343を鳴らせる(聴いてもらえる)。
11月の会で鳴らして感じたことは、
4343を久しぶりに聴いた(鳴らせた)よりも、
来てくれた人たちに聴いてもらえた、ということだった。
私にとって4343は、あの時代、そしてけっこうな時間が経った後でも聴く機会は割とあった。
けれど全ての人がそうではないわけで、
11月の会で初めて4343を聴いた人、
聴いたことはあるけれど、きちんと聴いたのは今回が初めて、
そういう人がいての「聴いてもらえた」である。
4343は何度も鳴らしたいスピーカーなのは、組み合わせる機器によって、
鳴らし方によって、さまざまな表情を見せてくれる。
しかも、それほど高価な機器との組合せでなくとも、
意外とけっこう鳴ってくれる。
だから今回はあえてゴールドムンドを選んだ。
開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時からで、19時までリクエストタイム。
会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。
参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。
今日、8日のaudio wednesdayで使うゴールドムンドのMimesis 9.2を搬入してきた。
当日だと、JBLの4343の搬入もあるし、
時間的にも重量的にも大変なことはわかっていたので、前々日搬入にした。
Mimesis 9.2を貸してくださるひとのとこらから狛江までの移動で思っていたのは、
フロントパネルにあるハンドルの冷たさだった。
しばらく鳴らしていない(電源も入れられていない)うえに、
部屋の片隅に置かれていて、この時期ということもあって、
予想していた以上に、筐体が冷え切っていた。
Mimesis 9.2のハンドルはかなりボリュウムのあるつくりだから、
一度冷えてしまうと、すぐにあたたまることはない。
移動のため持っていると、重さよりも手が冷たい方がちょっとつらかった。
4343を、この時代のゴールドムンドのアンプで鳴らした音は聴いたことがない。
ステレオサウンドにいたころは、薄型のセパレートアンプのからだった。
スイスフィジックスのアンプをベースにしていたモノで、
その音を聴いて、
スイスのエスプリ(ソニーのブランドのこと)という印象を持ったものだった。
その後、ゴールドムンドのアンプを聴いたのは、早瀬文雄さんのリスニングルームで、スピーカーはアコースティックエナジーのAE2だった。
この時はMimesis 8だった。クレルの同時期の、同価格帯のアンプも一緒に聴いている。
Mimesis 8からクレルにかえた音に二人でびっくりしていたことを思い出す。
この時は、クレルが良かった。
Mimesis 8に戻す気も起きないほど、クレルが良かった。
にも関わらず、今回はゴールドムンドで鳴らしたい、と思ったのに、
特に理由があるわけではない。
でも鳴らすまでもない、とは思わなかった。
そう思っていたら、わざわざ運んだりはしない。
とにかく聴いてみたい(鳴らしてみたい)と思ったから、
借りてきたわけだ。
どんな音で鳴るのか、想像できるところとそうでないところがある。
当日の音がどちらに振れるかは、鳴らして初めてわかる。
1月8日のaudio wednesdayは、ふたたび鳴らすJBLの4343で、
11月の会と違うのは、エラックのリボン型トゥイーターを足すことの他に、
パワーアンプもクレルのKSA100からゴールドムンドのMimesis 9.2へとかわる。
この時代のゴールドムンドのアンプで4343が、どんなふうに鳴ってくれるのか。
D/AコンバーターはメリディアンのUltraDACだから、その相性も含めて、
多少の不安はあるものの、楽しみの方が何倍もまさっている。
今回の4343も宇都宮のHさんが運んで来てくれる。
それだけでなくクレルのKMA100も持ってきてくれるので、
比較試聴も予定している。
2025年のaudio wednesdayは、数人の方に選曲をお願いする。
12月のHさんの選曲による現代音楽は、好評だった。
私も面白く聴いていた。
いまのところ、二人の方に声をかけている。
やってもらえそうだから、楽しみにしている。
まずは好きな音楽をかけてもらうわけだが、
回を重ねていくにつれて、同じテーマでどういう選曲をされるのか、
それも、やってみたいと考えている。
1月8日のaudio wednesdayでは、JBLの4343をふたたび鳴らすわけだが、
アンプはまだ決まっていない。
D/Aコンバーターは、11月の会と同じくメリディアンのUltra DACである。
以前、別項で書いているように、
Ultra DACの、私の中での位置づけはEMTの930stである。
だからこそ今回もUltra DACとなる。
930stの上には927Dstがあった。
930stも、優れた音のプレーヤーなのだが、
927Dstを一度でも聴いてしまうと、その違いに驚くだけでなく、
なんとしてでも927Dstを、という気持になってしまう。
930stの上には、トーレンスのリファレンスもあった。
これらを聴いてしまうと、930stが少しばかり色褪せてしまう。
だから20代の私は、かなり無理をして927Dstに行ってしまった。
そうして、いま思うのは、930stの良さである。
その良さに共通するものをUltra DACにも感じる。
Ultra DACも高価なD/Aコンバーターだが、
その倍どころか、十倍以上するD/Aコンバーターも登場してきている。
Ultra DACよりも高性能なD/Aコンバーターは、ある。
それでも930st的D/Aコンバーターとなると、
私にとっては、いまのところUltra DACのみである。
瀬川先生は長いこと930stを使われていた。
だから思うことがある。
瀬川先生がUltra DACを聴かれたら──と。
その答を探っていくためにも、今回もUltra DACが必要になる。
告知しているとおり、
来年1月のaudio wednesdayでは、JBLの4343を鳴らす。
いま考えているのは、一曲目のこと。
11月の4343の時には、コリン・デイヴィス指揮のストラヴィンスキーの「春の祭典」をかけた。
1月の会では、また「春の祭典」でも面白いと思いながらも、
2025年の最初の曲でもあるから、考えている。
1月に最初にかける曲は、2025年の一曲目でもある。
12月の最後にかけるきは、2025年をしめる曲でもある。
この二曲の間に、さまざまな曲をかける。
同じ曲をかけることもある。
今年の12月の会のように、選曲を誰かに任せることもある。
そうやって、いろんな曲を、来年もかけることになる。
2025年は、何曲かかけることになるのか。
そんなことを思いながら、一曲目を考えている。
1月8日のaudio wednesdayは、ふたたびJBL 4343を鳴らす。
audio wednesday 序夜は1月10日だった。
瀬川先生の誕生日でもあった。
今年は8日だけれど、瀬川先生が生きておられたら90歳。
なので4343を鳴らす。
また4343を鳴らせるのだから、とにかく嬉しい。
今回は、エラックのリボン型トゥイーターを加える予定でもある。