同軸型はトーラスなのか(空気砲のこと)
年に一度か二度、あてもなくインターネットであれこれ検索してみてはリンク先をクリックしてみる。
特になにか目的があっての行動ではなくて、
テレビのチャンネルを、おもしろい番組はやっていないのかとあれこれ変えていくのと似ている。
そうっていて今日見つけたのが、空気砲だった。
空気砲がどういうものかについては、米村でんじろう氏のサイトに載っている。
動画も検索すれば、すぐに見つかる。
ダンボール箱があれば誰でもすぐに実験できる。
原理は簡単なものであり、スピーカー(サブウーファー)への応用も可能だろう。
ダンボール箱の前面に開けられた丸い穴から空気の弾が飛び出す、とある。
しかも興味深いのは、その空気の弾の形状について、である。
空気の輪が回転しながら飛んでいく、とある。
つまり、この空気の輪はドーナツ状のはず。
空気砲はダンボール箱の側面を叩くことで内部の空気を穴から放出する。
この穴の空気の出入りはバスレフダクトとおそらく同じだろうから、
中心部の空気の流れと周辺部の空気の流れは逆方向のはず。
だからこそ空気の輪(トーラス)ができる、と考えられる。
空気砲はダンボール箱の側面を手で叩く──、
これをきちんとしたエンクロージュアにして両側面にスピーカーユニットをとりつける。
スピーカーユニットが手の代りになる。
スピーカーユニットの後部はなにかでふさぐ必要があるだろう。
はたしてサブウーファーとして、空気砲の原理がうまく動作するのかは試してみないことにはわからない。
でも、もしうまくいけば、おもしろい結果が得られそうな予感もある。