Date: 6月 19th, 2009
Cate: 使いこなし
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使いこなしのこと(その5)

2007年のインターナショナルオーディオショウで、いちばん耳にした曲は、
そのすこし前に、エソテリックから菅野先生のリマスター監修で発売になったばかりの
サー・コリン・デイヴィスのベートーヴェンのコリオラン序曲だった。

この曲が鳴っていると、どこのブースに入っても、「あっ、ベートーヴェンだ、コリオランだ」とすぐにわかる。
すこし聴くと、これまたコリン・デイヴィスの演奏だと気がつく。

このSACDが発売になる前に、菅野先生のリスニングルームで3回聴いている。
コリオランだけでなくエグモントも聴いている。
だから、このディスクに関して菅野先生のリスニングルームでの鳴り方が、
私の中ではリファレンスになっている。

各ブースの音の良し悪し、というよりも、音の特徴、個性が、おかげでよく掴めた。
ここでは、どこのブースの音がこうだったとか、あそこのブースが音がよかった、とか言いたいのではなく、
あるブースで鳴っていた音を聴いて、すこし考えてしまったことを書いていく。

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