VUメーターのこと(その29)
こうやって書いていて気づくことが、もう一つある。
SAEのMark 2500もそうなのだが、ある時代のパワーアンプはラックハンドルが付いていた。
Mark 2500は、ラックハンドルとメーター、どちらもついている。
メーターにしてもラックハンドルにしても、音質のことを最優先に考えるならば、ない方がいい。
特にメーターはない方がいい。
ラックハンドルは、その材質、大きさ、重さによって音への影響は変ってくる。
がっしりした金属製のハンドルを外して音を聴いてみると、よくわかる。
ペナペナな、安っぽいハンドルも、外してみると、違う音の変化をする。
重く硬いハンドルも場合、うまい味つけになっていることあって、
外した音は、最初は物足りなさを感じることもある。
メーターもハンドルも、どんなに技術が進んでも、音への影響をゼロにはできない。
それでもだ、カッコいいアンプがあるのも事実。