Date: 3月 24th, 2024
Cate: MERIDIAN
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メリディアン DSP3200のこと(その5)

メリディアンのDSP3200のトゥイーターはすでに書いているように、
アルミニュウム振動板のコーン型である。

ずっと以前のスピーカーシステムでは、コーン型トゥイーターは珍しくはなかった。
それがいつのころからか、コーン型からドーム型へ流れは移っていった。

そういえばと思い出すのは、ダイヤトーンの2S305だ。
5cm口径のコーン型トゥイーター(TW25)を搭載していた。
2S208というモデルもあった。
このスピーカーシステムも、5cm口径のコーン型トゥイーター(TW501)である。

昨年末に、あるオーディオ店で、この2S208の壁面設置モデルの2S208Cが鳴っていた。
これが、なかなかいい感じで鳴っていた。
けっこう大きなモデルだから、私の部屋に、このスピーカーを置くスペースはないけれど、
2S208もいいし、以前、何度か聴いている2S305の音も思い出しては、
いいスピーカーだな、ともう一度、きちんと聴きたくなった。

ダイヤトーンのコーン型トゥイーターの振動板は紙だった。
アルミニュウム振動板のコーン型トゥイーターといえば、
ボザークのB200Yである。口径は約5cm。

ボザークのほとんどのシステムに搭載されている。
井上先生が愛用されていたB310B Contemporaryは、
このトゥイーターを八本、縦一列に配置していた。

ボザークとメリディアンとでは時代がかなり違う。
国も違う。スピーカーシステムとしての大きさも違う。

それでもどこか共通するところがあるようにも思う。
残念なことに、私はボザークの音は一度も聴いていない。
だから想像するしかない。

それでも井上先生ならば、メリディアンのDSP3200をどう評価されただろうか。
その想像は、けっこう楽しい。

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