Date: 6月 27th, 2023
Cate: German Physiks
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ジャーマン・フィジックス Troubadour 40のこと(その13)

(その4)で、Troubadour 40のカーボン仕様が登場した時に、
菅野先生に、どうでしたか、と訊いたことを書いている。

その時、菅野先生は少し渋い表情をされて、やっぱりチタンだよ、といわれた。

カーボン仕様のTroubadour 40が登場したのは2008年ごろ。
それから十年以上が経っていて、
今回のOTOTENでHRS130を聴いて、まず思ったことは、カーボン、いい! だった。

十年以上の歳月のあいだに、カーボン振動板も改良されていることだろう。
Troubadour 40のカーボン仕様を聴く機会は、あのころはなかった。

実際のところ、どうなのだろうか。
私は勝手に良くなっている、と思っている。

それに昨年9月、サウンドクリエイトで聴いた時よりも、印象がずっといい。
あの時は、チタンのTroubadour 40がよかったかも……、そんなことを思いながら聴いていたけれど、
今回はカーボンのDDD型ユニットのほうがいいかも、と思っていたくらいだ。

比較試聴すると、どうなのだろうか。
どちらにもそれぞれの良さがあるのだから、あえて比較試聴しないほうがいい。

でも、そのくらいに今回のHRS130はよく鳴っていた。
もしかするとなのだが、カーボンのDDD型ユニットは、ある程度鳴らし込む時間が必要なのかもしれない。

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