Meridian 210 Streamer(その6)
メリディアンの210で試したいことの一番は、
MQAに対応していないD/Aコンバーターとの組合せである。
といっても私が所有しているD/Aコンバーターといえば、
メリディアンの218とChordのMojo、それにいわゆるTiny USB DACだけである。
このなかで、MQAにまったく対応していないのはMojoだけ。
なのでMojoでしか試すことができなかった。
これまでMojoでは、
iOS対応のアプリ、Amarra Playがソフトウェアによるコアデコードを行ってくれるので、
iPhoneとの接続でその音は聴いてきていた。
とはいえ、別項で触れているようにAmarra Playのコアデコードは、
途中のヴァージョンから、
サンプリング周波数を二倍にアップしたうえで出力するようになり、
レンダリングのみMQA対応D/Aコンバーターとの組合せでは、フルデコードができなくなった。
MQAのフルデコードは、コアデコードとレンダリングの両方が行われてのことだ。
210とMojoを接続する。
iPhoneとの接続はUSBだったが、210との接続はSPDIFである。
MojoのSPDIF入力は3.5mmのミニジャックなので、
デジタルケーブルは片側が3.5mmのミニプラグのモノが必要となる。
そういう仕様のデジタルケーブルは市販されている。
それを購入しようかと思っていたら、RCAとミニプラグの変換アダプター持っていた。
デジタル伝送に関わるところなので、
プラグとはいえインピーダンスを考慮しなければならないのはわかっている。
けれど、市販されているRCA-ミニプラグのデジタルケーブルがそうなのか、
ちょっと疑問に感じるところもあったし、とにかく音を聴きたい欲求がまさって、
変換プラグを使っての音出しである。
結果を先に書くと、よかった。
だからといって、iPhone(Amarra Play)+Mojoの音との比較ではない。
Mojoより上流のシステムが、210を使う時とiPhoneとでは大きく違うため、
比較対象にはならないからだ。
Mojo以外のD/Aコンバーターとの組合せでも、聴いてみたい、と思った。