Date: 9月 23rd, 2022
Cate: アンチテーゼ, 平面バッフル
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アンチテーゼとしての「音」(平面バッフル・その9)

高能率型スピーカーを真空管アンプで鳴らすことには、
いまさらという抵抗感を感じる、という人もいるだろう。

抵抗感はないまでも半導体アンプで鳴らしたい、とうい人もいることだろう。

100dB前後の高能率型スピーカーであれば、
半導体アンプも市販品のそれをもとめるのではなく、自作という手がある。

自作といっても、おおがかりなものではなく、
以前別項で触れたことのあるネルソン・パスが発表しているアンプが、
規模的にも出力的にはぴったりくる。

いまでもキットも出ているし、
中国から買うことに抵抗のない人ならば、AliExpressを検索してみるといい。
プリント基板だけ、とか、部品付きのモノとか、いくつかすぐに見つかる。

自分の自作のレベルに応じて選べばよい。
リニア電源で組むのを大変と感じる人であれば、
ACアダプターを使うという手もある。

ネルソン・パスがやっているAmp Campは、ACアダプターを使ってのアンプ製作だ。

ネルソン・パスのこれらの一連のアンプがいいのは、
プッシュプルもあるけれどシングルのアンプが主で、
回路構成上、出力にコンデンサーが介在する。

いまどきのアンプは、とっくにOCL(出力コンデンサー・レス)だが、
ネルソン・パスのアンプは違う。出力に電解コンデンサーがあり、直流をカットしている。

このコンデンサーの存在が、スピーカーを保護してくれる。

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