同軸型ユニットの選択(その29)
ステレオサウンド 48号の特集はアナログプレーヤーだった。
しかもブラインドフォールドテストだった。
第二特集は、サブウーファーだった。
48号のころ(1978年ごろ)は、
サブウーファー新製品として各社から登場しはじめたころでもあった。
52号から連載が始まったスーパーマニア。
一回目は郡山の3Dクラブだった。
いまでこそ3Dといえば映像のほうなのだが、当時は違っていて、
いまでいうセンターウーファー方式を3Dといっていた。
この時代は、ハートレーのウーファーの他に、
エレクトロボイスの30Wも現行製品だったし、
フォステクスから80cm口径のウーファーが新製品として出てきた。
さらにダイヤトーンからは160cm口径の大型ウーファーのプロトタイプが出て、
ステレオサウンドでも取り上げている。
1970年代の終りごろはそういう時代でもあった。
そういう時代を見てきているから、
大口径ウーファーに対してのアレルギーみたいなものはない。
当時ハートレーの輸入元はシュリロ貿易だった。
シュリロから、224HSを搭載したサブウーファーも出てきた。
ハートレー・ブランドで売られていたが、
密閉型エンクロージュアはハートレー指定による国産だった。
このサブウーファー(型番はSub Woofer System)は密閉箱だったが、
当時のハートレーのスピーカーシステム、Concert Master VIは、
224HS搭載なのはサブウーファーと同じなのだが、
エンクロージュアは後面開放型である。
ダリのSkyline 2000は知人が気にいって購入していたから、
かなりの時間を聴く機会があった。
ハートレーは実機を見たことはあるが、音は聴いていない。