2021年の最後に
このブログでは、つねに複数のテーマで書いている。
今年、それも終りが近くなって気づいたことは、
すべてのテーマとまではいわないものの、多くのテーマに共通していることがある、こと。
耳に近い(遠い)、心に近い(遠い)ということだ。
音もそうだし、音楽もそうである。
私は、耳に近い音、耳に近い音楽よりも、
心に近い音、心に近い音楽をとる。
どんなに耳に近い音であっても、心に遠い音であれば、
若いころならいざしらず、心に近い音をとる。
「目に遠く、心に近い」、
これはインドネシアのことわざらしい。
そのことについて触れたのが、2015年である。
『「正しい音とはなにか?」(正確な音との違い・その2)』で触れている。
それから六年半ほどかけて、「心に近い」ということがどういうことなのかを実感している。
今年は、心に近い音、心に近い音楽だけではない、
心に近い人に関してもそうだった。
十数年、このブログを書いてきて、
「心に近い」、そのことの大切を感じていた一年といえる。