Date: 11月 10th, 2021
Cate: 川崎和男
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「デザインに何が可能か」(その2)

今回の講演は、主催が村内ファニチャーアクセスで、協力・マルイチセーリング。
マルイチセーリングはWAVELET RESPECTのメーカーである。

村内ファニチャーアクセス主催というのが、よくわからないまま当日。
講演をきけば、その理由もわかるだろう、と思っていた。

今回の講演で、川崎先生とマルイチセーリングの関係もよくわかったし、
なぜ村内ファニチャーアクセスなのかもわかった。

今回の講演の第二部の「カーボンチェアへの思いとSDGs」は、
川崎先生、
マルイチセーリングの代表取締役会長の小林幸一氏、
村内ファニチャーアクセスの代表取締役社長の村内健一郎氏による鼎談だった。

デザイナー、メーカー(作り手)、家具店(売り手)による鼎談だった。

マッキントッシュのゴードン・ガウの言葉がある。

「quality product, quality sales and quality customer」。
どれかひとつ欠けても、オーディオの世界はダメになってしまう──、
とゴードン・ガウは言っていた。

quality product(クォリティ・プロダクト)は志をもつメーカー、
quality sales(クォリティ・セールス)は志をもつ販売店と訳したい。

今回の鼎談をきいていて、ますますそう思う。

志をもつメーカーは、志をもつデザイナーと組むことで、
デザイナーの志を理解し支援する。

志をもつ販売店も同じだ。

だからこそquality customer(クォリティ・カスタマー)はどうあるべきか。
それがはっきり見えてくる。

そうであるはずだし、そうあるべきだ。

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