オーディオ雑誌と広告(その7)
Kindle Unlimitedで、レコード芸術が読める。
しかも最新号がすぐに読める。
最新号が書店に並んでしばらくしないと、
Kindle Unlimitedでは読むことができない、ということはない。
これはレコード芸術(紙のヴァージョン)の売行きに関係してくるだろう。
レコード芸術を20代のころまでは毎月買って読んでいた。
それが徐々に買わなくなり、読めなくなった。
書店で手に取ることすらしなくなっていた。
それでもKindle Unlimitedで読めるとなると、目を通している。
レコード芸術を買っていたころもそうだんたけれど、
私はレコード評をそれほど熱心に読んでいなかった。
オーディオ雑誌の新製品紹介のページよりも、
レコード芸術の新譜紹介のページはボリュウムがある。
それでもさっと目を通すぐらいだった。
それはKindle Unlimitedになっても変らない。
レコード芸術に掲載されている新譜は、TIDALがあればかなり聴けるからでもある。
新譜紹介の記事が出る前に、興味がある新譜はTIDALで聴いてたりすることが、
新譜紹介の記事を読まなくなったことにつながっているが、
このことはレコード会社の広告に関しても、同じことがいえる。
レコード芸術を買っていたころは、新譜紹介の記事よりも、
レコード会社の広告を熱心に見ていた。
このことは、Kindle Unlimitedでも変らない。
以前ほど熱心に広告を見るわけではないが、
新譜紹介の記事よりはきちんと目を通している。
それで気づいたことがある。
私がレコード会社の人間ならば、
一人でも多くのクラシック好きの人に広告を見てもらいたい、と考える。
それもできるだけ早く見てもらいたいわけだ。
レコード芸術のKindle Unlimited版の配信が早い(同時な)のは、このためだろう。