プリメインアンプとしてのデザイン、コントロールアンプとしてのデザイン(その11)
amazonがKindle Unlimitedのサービスを開始したとき、
ラインナップにそれほど魅力を感じずに、利用しようとは思わなかった。
それからずいぶん経って、今年になって、友人からステレオサウンドが、
Kindle Unlimitedで読めることを聞いた。
ステレオサウンド以外にオーディオアクセサリーも読めるし、
レコード芸術もある。
契約しようか、と思っていたところに、最初の二ヵ月間99円で利用できるキャンペーンが始まった。
なので先月から利用している。
ステレオサウンドも、四冊分読んだ。
217号のベストバイのところを読んでいて、
ここで書いている(取り上げている)ヤマハのコントロールアンプのC5000のところで、
目が留まった。
黛健司氏が書かれている。
《このデザインのオリジナルは1973年に登場したCA1000プリメインアンプで、和の洗練の極みと言いたいテイストに衝撃を受けた》
とある。
私はC5000のデザインは、コントロールアンプとしてのデザインではなく、
プリメインアンプのデザインだと書いていたのは、的外れなことではなかった。
いわれてみるとCA1000に似ているといえばそうなのだが、
C5000を見て、CA1000を思い浮べたことはこれまでなかった。
私がオーディオに関心をもったころには、すでにCA1000はCA1000IIIになっていた。
CA1000にメーターはなかった。
CA1000IIもメーターなしだったが、III型になり、メーターがつくようになった。
CA2000と共通のデザインでもある。
なのでCA1000といえば、私にはCA1000IIIの印象である。
今回、CA1000の写真を見較べた。
私には、CA1000IIIからメーターを外したデザインというふうに映った。