CR方法(その25)
私がこれまで試してきて好結果がえられたコイルは、交流信号に対してである。
CR方法によって、これだけ音が変化する、はっきりとした理由をまだつかめずにいる。
経験的に、こうであろうという予測は立てているものの、実証したとはいえない。
そういう状況で、アンプのリレーの電磁石のコイルにCR方法をやってみるのは、
ひとつの手がかりになるかもしれない。
リレーの電磁石のコイルにかかるのは、直流である。交流ではない。
コイルの性質上、直流と交流とでは大きく違う様相を見せる。
もしかするとリレーの電磁石のコイルにCR方法をやってみても、効果はないのかもしれない。
そういう予測もできる反面、意外にも大きな変化があるような気もしないわけではない。
もしある程度の効果があったら、何故CR方法によって音が変化するのか、
その理由を、一から考え直さなければならなくなる。
この実験は、SAEのMark 2500をあるレベルまで仕上げてからになる。