アンチテーゼとしての「音」(平面バッフル・その6)
アルテックの604-8Gを、サブバッフル+三本の角柱で固定する。
これでしっかりと自立する。
このサブバッフルに、平面バッフルを取り付けるかっこうになるわけだ。
バッフルのサイズ、材質は、予算、スペースに応じて変更できる。
最初はそれこそ強化ダンボールでかまわない。
さほど高価なわけではないから、サイズの検討もやりやすい。
1m×1mぐらいから始めてもいいし、
いきなり部屋におさまる最大サイズをやってみるのもいいだろう。
ダンボールだから、大きすぎた、と感じたら処分も簡単だ。
それにバッフルそのものにユニットを取り付けるわけではないから、
バッフルにユニットの荷重がかからない。
これは平面バッフルのバッフルそのものの響きをよくするうえでは、
いい方向に働く、と思っていい。
604-8Gは15kgほどの重量がある。
これを平面バッフルだけで支えるとなると、
バッフルへのストレスとなると考えられる。
それをサブバッフルと三本の角柱で支えることで、
サブバッフルと平面(メイン)バッフルとは、機械的にしっかりと結合しなくてもすむ。
このメリットは大きい。
強化ダンボールである程度の手応えを感じたら、
好ましいと思う材質に変更してもいい。