Date: 3月 22nd, 2021
Cate: High Resolution
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MQAのこと、TIDALのこと(その9)

アメリカで録音されたのであればアメリカ盤を、
イギリスで録音されたのであればイギリス盤を買えば、
インターネットを介したデータの受け渡しが行われないか、といえば、
おそらく違うはずだ。

録音スタジオ、マスタリングのスタジオとプレス工場が同じ敷地内にあれば、
そうかもしれないが、たいていは違う場所にある。

そうなればアメリカ国内においても、スタジオからプレス工場へのデータは、
インターネットを介して行われているとみたほうがいい。

ヨーロッパになると、各国にプレス工場があるわけではなく、
やはりインターネットを介して行われているはずだ。

それは日本でも同じはずである。
日本で録音した場合でも、つまり日本にマスターがあっても、
プレス工場にはインターネットを介してデータが送られる。

インターネットを介しての音楽データは信用できない、と主張している人は、
こういうことを想像しないのだろうか。

つまり輸入盤しか買わないとしても、インターネットとまったく無縁でつくられるディスクは、
まったくないとはいわないが、ほとんどないといっていい。

もちろん、どの世界にも例外はあるから、
インターネットをまったく介さずに製造されるディスクもあるとは思う。
それでも、それらはごく少数なのではないのか。

勘違いしないでほしいのは、
デジタルはそういうことで音は変化しない、といいたいのではない。

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