シングルボイスコイル型フルレンジユニットのいまにおける魅力(その20)
今年1月に、メールをもらっていた。
グッドマンのAXIOM 22 mkIIを、
平面バッフルに取り付けて鳴らされているKさんとうい方からだった。
メールのタイトルには、
「疑似平面バッフル+後面開放箱」仕様のAXIOM22について、とあった。
AXIOM22を最初はバスレフ型エンクロージュアに入れて鳴らされていた。
その後の試行錯誤の末、
エンクロージュアは後面開放型になり、
さらにエンクロージュアのフロントバッフルを延長するかたちで、
サーロジックの音響パネル(高さ180cm)を左右にとりつけられている。
エンクロージュアの上部には平面のバッフルが設けられていて、
そこにトゥイーターが取り付けられている。
QRDの拡散型音響パネルを、裏表反対に平面バッフルに使ってみたい──、
そんなことをQRDが登場したころから考えていた。
考えていただけで、九年前にもそのことを書いていながらも、
実行には移していない。
でも同じようなことを考える人は世の中に何人かいるわけで、
Kさんはサーロジックの音響パネルという違いはあるし、
裏表の使い方も反対なのだが、考え方としては同じといえる。
マンガーのユニットを平面バッフルに取り付けて、三段スタック。
ここでの平面バッフルは、QRDの拡散型パネルと同様の音響パネル、
どちらを表にするのかは、実際に試してみないことにはなんともいえないが、
おもしろいモノになりそうな感じがしてきている。