モバイルバッテリーという電源(その4)
商用電源ではなく電池を使う、ということは、
オーディオの世界ではかなり前から行われてきている。
金田式アンプの金田明彦氏も、乾電池とスイッチング電源を組み合わせて、
かなり早い時期から試みられていたし、
私がオーディオに興味を持ち始めたころは、
ドイツのゾンネシャインのバッテリーがいい音がする、といわれてもいた。
最近では太陽電池と白熱電球を組み合わせて、
オーディオに使用する人も出てきている。
メーカー製でも、LEDと太陽電池の組合せを、ヘッドアンプの電源に採用した例がある。
その音を聴いたことはある。
おもしろいとは感じたが、どうしても大がかりとなってしまう。
この点が218に関係してくるアクセサリーに使用したいとは思わせない。
電池という電源を徹底的に追求されている人からすれば、
スマートフォン用のモバイルバッテリーを、オーディオに使うなど不徹底すぎる──、
そういわれそうだし、
ホンダがLiB-AID E500 for Musicを出してきたように、
どこかのメーカーが今後、オーディオ用モバイルバッテリーを出してくるかもしれない。
でも、いまは使えそうなモノを選んで実験したい。
スマートフォン用のモバイルバッテリーが、大きさといい、価格といい、
218に関係してくるアクセサリーに使うにはちょうどいい感じなのだから。