Date: 12月 13th, 2019
Cate: High Resolution
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MQAで聴きたいウラッハのクラリネット

e-onkyoのサイトをほぼ毎日チェックするようになってしまった。
チェックしては、この人のMQAQは出ていないのかなぁ、と検索もしている。

今日、そんなふうにして思い出したのが、レオポルト・ウラッハだ。
クラリネット奏者である。
ウエストミンスター・レーベルから、ウラッハのレコードは出ていたが、
私がウラッハを知った1980年代、LPは国内盤のみだった。

クラリネットという楽器から、こういう音色を響かせるのか、はウラッハを聴いて、
その柔らかく、ほのかに哀愁の漂う(といったら少し陳腐かなと思いつつも)音色は、
それまでクラリネットという楽器にいだいていた音色の認識をくつがえしてくれた。

それだけに輸入盤がないのか、と思った。
ウエストミンスター・レーベルのマスターテープは本国で行方不明なため、
日本盤しかない、とのこと。

それゆえウラッハのオリジナル盤は、そのころでもひじょうに高価だった。
マスターテープが見つかった、というニュースがあったのは、1990年代になってからだった。

いまウエストミンスター・レーベルはユニバーサルミュージックが発売している。
ということは、ウラッハのMQA-CD、もしくはMQAでの配信の可能性は低くはない……、
勝手にそう期待している。

ウラッハのクラリネットは、主情的すぎるかな、と思うところもあるし、
前時代的という人もいよう。

それでもウラッハのクラリネットの音色は、そんなことどうでもよくなる。
だからこそ、MQAで聴きたい。
これはDSDよりも、MQAに向いているはず、と確信している。

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