Date: 9月 19th, 2019
Cate: イコライザー
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トーンコントロール(その7)

メリディアンの218はDSPを搭載している。
このDSP内で信号処理をすることで、
218のアナログ出力を固定か可変かを選択できる。

つまりデジタルボリュウムの機能をもつ。
さらに2バンド(低音と高音)のトーンコントロール機能ももっている。

これまでにもデジタル信号領域でレベルコントロールを行なうモデルは、いくつもあった。
それらのほとんどの機種が、劣化は生じない、と謳っていた。

素直に信じたい気持はあるし、
ほんとうにそうなってくれれば素晴らしいことではある。

けれど実際には、それほど悪くはない、という機種もあれば、
あまり使いたくない、というレベルの機種もあった。

まだまだ発展途上という感じであったのが、いまから十年以上前のことだ。

十年以上が経った。
メリディアンの218の同じ機能をすぐには試そうとは思わなかった。
これといった理由はないが、やはり以前の印象が残っていたことも関係していよう。

それでも十年以上が経っているわけだ。
ずいぶん進歩しているはずである。

それでも半信半疑だったことは認める。
コントロールアンプをパスして、パワーアンプと218を接続する。

この程度の音が鳴ってくるのか、どきどきした。
いい感じだ。

十年以上が経っていることを実感できた、とでもいおうか。
そうなると218のトーンコントロール機能も試してみたくなる。

iPhoneに、Meridian IP Controlをインストールしていれば、簡単に操作できる。
ここでのトーンコントロールの効き方に、驚いた。

このくらいかな、と適当に目安をつけて低音をブーストした。
これまでのアナログ式のトーンコントロールでは、100%狙い通りには、まずならない。

なのに218のトーンコントロールは、すんなり狙い通りといおうか、
それ以上のようにも思えた。

こんなふうに低音がブーストされるのか。
聴いていて心地よい。

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