Date: 6月 5th, 2019
Cate: 日本のオーディオ
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日本のオーディオ、これから(Made in Japan・その4)

製品開発と製造は違う国で行うことは、いまや珍しいことではない。
各国の、いろんなメーカーがすでに行っていることである。

オーディオも以前からそうなっていた。
特にローコストの製品はそうだった。

高級品(高額品)もそうなりつつある、というところなのか。
製品の品質に問題がなければ、特に取り上げるようなことではない。

なのにここで書いているのは、電子機器ではなく、
スピーカーシステムにおいて、このやり方を続けていく──、
どうなるのかという懸念がないわけではない。

スピーカーシステムのエンクロージュアが木工でなければ、あまり問題にはならないが、
金属エンクロージュアも登場してきたとはいえ、
やはりエンクロージュアの多くは木である。

井上先生がよく言われていたことがある。
エンクロージュアづくりの難しさである。
木工の難しさである。

いまはどうなのか知らないが、
当時のオーディオメーカーは、腕利きの木工職人を抱えていた、ときく。

スピーカーシステムの開発には、なくてはならない存在である。
ベテランの職人であっても、
まったく同じといえる二本のエンクロージュアをつくるのは、
ほぼ無理だ、と井上先生はいわれていた。

木工のデリケートさを強調されていた。
接着剤の量、接着まで終えるまで、各部にかける圧の調整、
湿度や温度、とにかくいろんな要素によって、エンクロージュアの音は違ってくる──、
そういうものである。

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