映画、ドラマでのオーディオの扱われ方(その4)
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、
1970年年代初頭から1985年のライブエイドまでが描かれているから、
この映画に登場するオーディオ機器も、時代によって違っている。
EMIの重役レイ・フォスターのオフィスでのシーン。
そこにあったのはガラードの401にSMEのトーンアームの組合せ。
時代的にもイギリスということもあって、ガラードとSMEなのか、やっぱりと納得するものの、
401のついている三つのツマミの真ん中を反時計方向に廻すシーンがある。
そんなことしたら回転数が遅くなってしまう……、と思っていたら、
音量が小さくなっていった。
そのツマミはピッチコントロールであって、レベルコントロールじゃないのに……、
とオーディオマニアなら誰しも思っていただろう。
フレディ・マーキュリーが数年ぶりにクイーンのメンバーと会うシーンでは、
1985年ということもあってCDプレーヤーがある。
メリディアンのMCDが、そこにあった。
ちらっと映し出されるとはいえ、何度か登場する。