メリディアン ULTRA DACを聴いた(トランスポートとのこと・その1)
9月のaudio wednesdayでは、トランスポートにはメリディアンのCDプレーヤー508を使った。
今回はスチューダーのD731である。
D731のピックアップメカニズムは、フィリップスの最後のスイングアーム方式である。
デジタル出力はAES/EBUである。
508はコンシューマー用、D731はプロフェッショナル用という違いもある。
トランスポートして見ても、両者の違いは大きいし、多い。
それらの違いが、ULTRA DACと組み合わせたときにどう音に反映してくるのか。
それを確認したかった。
12月5日のaudio wednesdayでは、まずD731単体の音を聴いた。
それからULTRA DACと接続する。
ここで気づいた。
通常なら、ULTRA DACのディスプレイには、44kと表示されるはずなのに、
なぜか48kと出ている。
508との組合せでは、44kと表示されていたのに、
D731で48kとなる。
音は問題なく出る。
この状態で通常のCDをかけながら、
ULTRA DACの三種類のフィルターを聴き比べをした。
何枚かのCDを聴いて、いよいよMQA-CDをかける。
ここでD731のデジタル出力のサンプリング周波数は、
ULTRA DACのディスプレイの表示通りに48kHzなことがわかる。
D731は放送局用でもあるため、標準では48kHz出力になっているようだ。
この状態ではMQA-CDの再生はできない。
なので、ここで急遽、喫茶茶会記にある、以前使っていたCDプレーヤーをひっぱり出してきた。
最初にラックスのD38uを接続した。
現在の、マッキントッシュのMCD350の前まで使っていた機種だが、
この一年ほとんど使っていないことと、
もともとトレイの調子が悪くなっていたことが重なってか、
ディスクのTOCを読み込む前にトレイが出てきて、ディスクを排出してしまう。
強引にトレイを押し込めば、うまく行くこともあるが、
うまくいかないことの方が多い。
次にパイオニアのPD-D9にした。