Date: 11月 24th, 2018
Cate: 日本のオーディオ
Tags:

日本のオーディオ、これまで(上原晋氏のこと・その1)

昨日(11月23日)は、兵庫と大阪に行っていた。
大阪ハイエンドオーディオショウが第一の目的ではなかった。
大阪ハイエンドオーディオショウをみたのが、二時間足らずだったのはそのためである。

兵庫は宝塚に行っていた。
ラックスの上原晋氏のリスニングルームに行っていた。

上原晋氏は、ラックスの技術部長、技術顧問、常務だった人である。
2015年12月に亡くなられている。
故人のリスニングルームを訪問してきた。
いまは長男の上原嵩史氏が、維持され鳴らされている。

上原晋(すすむ)氏の名前は、ラックスというオーディオメーカーに興味のある人ならば、
ある世代よりも上ならば、たいていの人が知っている。

それまで上原晋氏のことを知らなかった人でも、
1982年に発表されたアルティメイトシリーズ、
プリメインアンプLX38u、コントロールアンプCL36u、パワーアンプMB88uの記事で、
上原晋氏の名前と存在を知ったであろう。

ステレオサウンド 65号(1982年12月発売)に、
「ラックスのアルティメイト・シリーズに見るオーディオ工芸家 上原 晋論」が載っている。
永井潤による文章だ。

アルティメイトシリーズのアンプ三機種は、いうまでもなく真空管アンプである。
型番末尾につく「u」はアルティメイト(ultimate)を表わしている、と発表されているが、
じつのところ上原晋の「u」でもある。

記事にもあるが、このアルティメイトシリーズが、
ラックス最後の真空管アンプとなる予定だった。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]