Date: 11月 18th, 2018
Cate: ショウ雑感
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2018年ショウ雑感(その19)

ファインオーディオの輸入元アクシスのサイトには、
《その主要スタッフは、元Tannoy社エンジニアリング・ディレクターとして辣腕を揮ってきたDr.ポール・ミルズを始め、全員が、長年ハイエンドオーディオ業界に深く携わってきた豊富な創造的スキルと技術実績を誇ります。》
とある。

現状のトップモデルF1の外観は、
タンノイ以外のオーディオメーカーからのスタッフの一人は、おそらくB&Wからも来ているのだろう、
と思わせる。

私か聴けたのは、F500とF1である。
ここで、細かな音の印象を書くつもりはない。
オーディオショウという環境で聴けた音は、
こまかなことをあれこれいうものではない、という考えからだ。

大まかな感触がつかめれば、それでいい、と私は思っている。
その感触でいえば、
自分の手でセッティングして鳴らしてみたい、と思った。

タンノイの音のイメージとは随分違うけれど、
芯を感じさせる音は、どちらにも共通していえることだし、
アンプやCDプレーヤー、それに鳴らし手の違いもあるから、
確信をもっていえるわけではないが、芯の強さはファインオーディオの方が、
よりしっかりしているかもしれない。

ただ残念だったのは、F1でクラシックを聴けなかったことだ。
アクシスだけに限らない。
ここ数年、多くのブースでクラシックが一曲もかからないことがある。
昨年のハイエンドのブースにあったKiiオーディオもそうだった。

クラシックを鳴らす気配すらなかった。
いろいな音楽が鳴らされるのは、たいへんけっこうなことだ。
けれど、クラシック好きにとっては、クラシックが虐げられてつつあるような気すらする。

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