Date: 11月 11th, 2018
Cate: Noise Control/Noise Design
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聴感上のS/N比と聴感上のfレンジ(アンプの脚・その5)

私が書いたのを読んで、
プラスチック製の脚の空洞に綿を詰めるマッキントッシュのユーザーは、
ほとんどいないように思っている。

やらない人のなかには、音は変るだろうけど、
ラックに収まっているマッキントッシュの重たいアンプをひっぱり出して、
また収める手間がめんどうだ、と感じてやらない人もいれば、
マッキントッシュの盲目的信者で、オリジナルに手を加えることはけしからん、という人もいよう。

それでも、音は変る。
聴感上のS/N比がよくなる。
よくなる、といういいかたよりも、
プラスチック製の脚で劣化していたのが、ある程度回復する、というべき。

もしかすると、やる人もいることだろう。
やった人のなかには、たしかに効果があった、という人もいれば、
変らないじゃないか、という人もいるはずだ。

変らないと感じたのであれば、セッティングが聴感上のS/N比を考慮していない、
雑共振を抑えられていない、そういう状況下で使っているわけだ。

ある程度のセッティングになっていれば、
脚の空洞に綿を詰めた効果は、はっきりと音に出る。

もっとも綿を詰めただけで、
プラスチック製の脚のもつイヤなところを完全になくせるわけでもない。
そこから先は、いろいろと試してみればいい。
ネジだけで取り付けられているのが脚なのだから。

こんなふうに聴感上のS/N比を劣化させているものには、
RCAケーブルの保護用の金属のスプリングがある。

よく知られているところでは、SMEの以前のケーブルがそうである。
RCAプラグの根元に鉄製のスプリングがついていた。

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