オーディオにおけるジャーナリズム(デジタルデータの流用・その1)
the re:View (in the past)で、オーディオ雑誌に掲載された広告を公開している。
国内メーカー、輸入商社の広告を、
昔のオーディオ雑誌をバラして、一枚一枚スキャンして、
見開きの広告であれば左右ページを合成してレタッチして公開している。
300dpiでスキャンしているから、雑誌の記事にも使えるクォリティはある(はずだ)。
だからといって、ひとことのことわりもなしに、
オーディオ雑誌の記事に、それらの広告の画像が使われていることがある。
今日もあった。
少し前にもあった。
数年前には、audio sharingで公開しているウェスターン・エレクトリックのアンプの回路図、
これもあるオーディオ雑誌で公開されていた。
回路図などは、他でも公開されているのに、
なぜaudio sharingで公開している画像だとわかったのかといえば、
レタッチでやり残しているところがあって、それがそのまま残っていたからだ。
公開しているからといって、私になんらかの権利があるわけではない。
the re:View (in the past)には、引用についてなにかを書いているわけでもない。
それにサイト全体の名称がaudio sharingだから、
共有について、こまかなことはいいたくない。
それでもこんなことを書いているのは、
先月、見知らぬ方からメールがあった。
ある会で、the re:View (in the past)で公開している広告画像を使いたい、ということだった。
私の前に、そのメーカーにも問い合せされたけれど、
メーカーにも何もデータが残っていない、ということだった。
もちろん、お使いください、と返信した。
その数ヵ月前に、あるオーディオ店からも、同じようなメールが届いた。
そのオーディオ店のブログに、あるオーディオメーカーの広告の画像を使いたい、ということだった。
こちらに対しても、お使いください、と返信した。
そうやって何かの役に立てれば、やはり嬉しい。
けれど一方で、何の連絡もなしに、記事中にも何の注釈もなしに、
オーディオ雑誌の編集者は、使う。
バレない、と思っているのだろうか。
REPLY))
あるサイトを運営していますが、同じ事を経験しました。
私の場合は広告ではなくカタログでしたが、雑に文字消しをした際の跡がそのまま載っていて気づきました。
今のオーディオ雑誌の編集者のレベルはその程度なんだと思います。