Date: 4月 8th, 2018
Cate: オーディオマニア
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オーディオマニアと取り扱い説明書(その3)

マッキントッシュの歴代のアンプでもっともツマミ、スイッチが多かったのは、
コントロールアンプのC32である。

C32が登場したころは、まだCDもなかったし、
AV(オーディオ・ヴィジュアル)とも騒がれていなかった。

いまではアナログ入力だけでなくデジタル入力も求められるし、
ホームシアター用にも使えることを意図したアンプでは、
マルチチャンネル再生への対応求められる。

そうなってくると、フロントパネルのツマミとスイッチには、
整理と省略が必要となってくる。
求められる機能の数だけのツマミとスイッチを増やしていけば、収拾がつかなくなってくる。

MA7900も整理と省略されたフロントパネルをもつ。
それが成功している例とはいわないが、
MA7900はそういう試みのプリメインアンプであるし、
そのために内部にプロセッサーをもち、信号を処理しているし、
それゆえに取り扱い説明書を読まなければ──、という面ももつ。

LPを再生し、CDに関してもアナログ入力とデジタル入力の両方で使う──、
そういったオーディオだけの使い方においては、
最初に取り扱い説明書を読んで、必要な設定を終えていれば、
使うたびに取り扱い説明書が必要となるわけではない。

けれどなんらかのトラブルが生じると、
取り扱い説明書をひっぱり出してこなければならないし、
それまでに培ってきたトラブル時のノウハウも、ここではあまり役に立たなかったりする。

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