Date: 9月 8th, 2017
Cate: ケーブル
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結線というテーマ(その4)

高価になりつつあるケーブルの中には、
怪しげ、懐疑的にならざるをえないモノもある一方で、
ひじょうに興味深い構造のモノもあって、
アンプとケーブルを比較すると、
増幅よりも伝送のほうが難しいのかもしれないとおもうほど、
構成部品の少なさからは考えられないほど、音の違いが存在する。

もっともケーブルの違いにより、アンプの動作が影響を受けていることも無視できないのだが、
ケーブルによる音の違いという現象は、おもしろいと思う。

今回audio wednesdayでやったスピーカーケーブルの結線方法による音の変化は、
スピーカーケーブルをあれこれ変えることによる音の変化とは、ベクトルに違いがある。

どちらが優れているとかの問題ではなく、
現状のスピーカーケーブルの結線の仕方では、
解決できない(改善できない)領域がある、ということだ。

同じことはラインケーブルにいえ、
アースの共通インピーダンスの問題に目を向けると、
コネクターの見直しが必要となってくる。

今回、一度に結線方法をすべて変更しなかったのは、
段階ごとの音の変化を聴いてほしかったのが理由だ。

結線を変えるこちらとしては、一度にすべてやってしまったほうが楽である。

音がどのように変化したのかは、ここでは書かない。
ひとつだけ現象面だけ書いておくと、
通常の結線でも、MA7900のレベルは70%で聴いた。
三段階目の音も70%で聴いている。

ここで感じたのは、床を伝わってくる振動がはっきりと増えたことだ。
同じ70%の音量でも、通常の結線の音では、
さほど振動を意識することはなかった。

それが、振るえている、振るえている、と感じるほどになった。

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