Date: 6月 8th, 2017
Cate: audio wednesday
Tags:

30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その1)

昨晩のaudio wednesdayでは、オーディオラボの「THE DIALOGUE」から始めた。

セッティングが終り、最初の音出しから「THE DIALOGUE」をかける。
一曲目のドラムスとベースの対話(dialogue)をかける。

ほぼ30年ぶりに聴く「THE DIALOGUE」である。
10代の終りから20代のはじめのころにかけて、
どれだけ「THE DIALOGUE」を聴いたのだろうか。

30年ぶりに聴いた「THE DIALOGUE」なのに、
頭の中では、次にどういう音が鳴ってくるのかが思い出されていく。
細部まで、次々と浮んでくる。

昨晩はスピーカーのセッティングを、
最初は床にベタ置き(ここ数回はこれで鳴らしている)で鳴らし、
その後、アルテックのウーファー416-8Cに少し手を加えて鳴らした。

手を加えた、といっても、元にすぐに戻せるやり方である。
ハンダ付けとか接着剤で何か貼り付けるとか、そういう不可逆なことではない。

ひとつは別項「聴感上のS/N比と聴感上のfレンジ」で書いているCR方法である。
もうひとつ手を加えている。

本来ならば、ひとつずつやって、来ている人たちに音の変化を確認してもらうのがいいのだが、
喫茶茶会記のスピーカーは、バッフル板にウーファーを裏側から取り付けているために、
フロントバッフルを外してやるしかない。

何度もフロントバッフルを付けたり外したりをしたくなかったので、
一度にふたつのことをやって、聴いてもらった。

そしてスピーカーのセッティングを、床から10cmほど浮す。
ダイヤトーンのDK5000というキューブ状の角材を使う。

DK5000は、こういう時に便利なモノである。
スピーカーを浮すにはいろいろなやり方がある。
DK5000がベストなわけではないが、
セッティングによる音の変化を聴いてもらう(体験してもらう)には、
あれこれ試せるのと、持ち運びもそれほど重くないので、
これまでもこれからも、しばらくはDK5000を使う予定でいる。

スピーカーとDK5000の位置関係を少しずつ変えていく。
ここでもドラムスとベースの対話を聴いていく。

30年ぶりとはいえ、何度も何度も聴いていただけに、
冒頭のドラムスの鳴り方を聴けば、スピーカーとDK5000の位置関係の判断はすぐにつく。
そして、こうやってみよう、と頭では次のやり方を組み立てている。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]