Noise Control/Noise Designという手法(45回転LPのこと・その8)
45回転LPのことを書いているが、
私がこれまで聴いてきた45回転LPは、すべてクラシック以外のものばかりである。
そういえばクラシックの45回転LPを聴いた経験がないことに、書きながら気づいた。
クラシックでも45回転LPは出ている。
といってもどんなタイトルが出ていたのか、あまり憶えていない。
はっきりと憶えているのは、ドイツ・グラモフォンからアバドの五枚ぐらいだ。
日本だけの発売だが、ドイツでのカッティングを謳っていた。
グルダとのモーツァルトのピアノ協奏曲第20番、
同じくモーツァルトの交響曲第40番、
ヴェルディのオペラ合唱曲集、
ストラヴィンスキーの春の祭典、
プロコフィエフの交響組曲キージェ中尉、
この中で聴いてみたいと思ったのは、モーツァルトの二枚、
特にグルダとのピアノ協奏曲である。
1981年に、これらは発売になっている。
このころは上京して数ヵ月。
手持ちのオーディオはSMEの3012-R Specialだけだったころだ。
一枚2,800円のLPを買うのもためらっていた。
ドイツ・プレスであったならば、買っていた。
でも国内盤ということで、見送ってしまった。
初回プレスのみの限定盤だった。
中古もあまり見つかりそうにないように思うが、
モーツァルトだけは探してみよう。