Date: 7月 11th, 2016
Cate: アナログディスク再生
Tags:

アナログプレーヤーの設置・調整(その30)

アナログプレーヤーの出力ケーブルが売られているということは、
簡単に交換できるからでもある。
つまりなんらかのコネクターを使っているから、ケーブルの着脱が用意に行える。

だがコネクターは接点である。
接点はそのままにしておけば経時変化によって、接点のクォリティが劣化していく。
それも急激におこる変化であれば、音の変化としても大きくあらわれるが、
徐々に変化するため、音の変化(劣化)もゆるやかに進行していく。
そのために気づきにくい、ともいえる。

接点はオーディオシステムのあらゆるところにある。
つまり接点のあるところでは、この劣化が進行しているわけだが、
アナログプレーヤーの出力は、再生系のシステムの中でも信号レベルがもっとも微小である。

そのため接点の影響を受けやすい。
接点を定期的に適切なやり方でクリーニングしていればいいけれど、
アナログプレーヤーの場合、機種によってはめんどうなことがある。

アナログプレーヤーの背面にRCAジャックを設けられているタイプであれば、
クリーニングはさほど面倒ではないが、
トーンアームの根元から出力ケーブルを交換するタイプとなると、
アームベースを取り外して行うことが多い。

慣れてしまえば、面倒だとは思わない人もいるだろうが、
それでも取り扱いの注意を怠ってはいけないことは変ることはない。

出力ケーブルを交換できるメリットもあるが、
交換できることによるデメリットもある。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]