Date: 6月 4th, 2015
Cate: オリジナル
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オリジナルとは(続・独り言)

既製品にわずかでも手を加えることに対して、
ひどく拒否反応を示す人、批判的な人がいる。

精魂込めてつくられたモノに手を加えてはならない。冒瀆行為だという人もいる。
そういう気持からなのだろうし、理解できないことではないけれど、
現実の製品のすべてが精魂込めてつくられているとは私には思えない。

ただそれでも、私がそう思えないだけで、
いや違う、これも精魂込めてつくられている、と受けとめている人がいるのはわかっている。

だから、そのことに対してとやかくいう気はない。
でも、そういう人たちは、マーク・レヴィンソンがやってきたことをどう受けとめているのだろうか。

マーク・レヴィンソンはマークレビンソンを離れてチェロを興した。
そこでレヴィンソンは、ARのLSTをベースとしたスピーカーシステムを発表した。
それからアポジーのD/Aコンバーターをベースとした製品も出した。

チェロを離れたあとは、レッドローズミュージックを興した。
ここでのアンプは、オーディオプリズムのアンプをベースにしたものである。

つまりレヴィンソンは既製品に手を加えて、それを商売としていた。
このことの是非について書きたいのではない。
これらの製品を、精魂込めて……、という人たちは、どう受けとめているのだろうか。
それを知りたい気持がある。

レヴィンソンの行為は冒瀆ではないのか。

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